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「シュトルム」1980年
ステンレス・スティール、400×220×240cm

「シュトルム」は暴風、騒動、突撃などを意味するドイツ語。 暴風雨に枝をすっぱりと切り落とされ、幹も傾いてしまった大木を思わせる作品である。 幹の部分は細いステンレス・スティールを何本も溶接し合わせて太い柱にしてある。 この作品のダイナミックなフォルムは、巨木に宿る力強い生命力を感じさせる。 デニングホフはムーアらに師事し、舞台美術も手がける女性彫刻家、マッチンスキーは舞台俳優だったが、デニングホフと出会って彫刻家に転身した。